今のふがいないSonyをみていると悲しくなってくるから,ついつい文句もいいたくなってしまいます.
そんなSonyも今日で還暦を迎えるそうです.
Asahi.comのオンラインニュースにしては,異例なほどの長さでこれまでの歴史が振り返ってあります(そんなにすごく長くはないですよ.)
ソニーは7日、設立60周年を迎える。若さと独創性あふれる社風で「世界初」「日本初」の製品を次々に開発。音楽・映画、IT(情報技術)にも進出し、戦後日本企業の成長とグローバル化の象徴であり続けた。だが、近年は業績低迷にあえぎ、SONYブランドにも陰りが見える。人間でいえば今年は還暦。このまま「たそがれ」を迎えるのか、往時の勢いを取り戻すのか。ソニーの模索は、日本のものづくりの模索でもある。
最後は期待を込めた言葉で括られていますが,個人的にはまだまだだと思います.
これからも,頑張ってほしいものですねぇ...
MacDailyNewsがこの話を伝えていますが,前Pixar社長のEd Catmull博士(?)が新しいPixar & Disney animation studioの社長に就任することや,Disney CEOのRobert Iger氏が過去15年にわたる両者の提携関係についてコメントしている内容が書いてありました.
また,AppleのCEOであるSteve Jobs氏が,個人としては最大となる7%のDisney株式を所有するとともに,同社の取締役に加わったこともあらためて伝えられていました.
今後のDisneyの発展を祈ってます!
ZDNet Japanに,同社が行った日本企業のウェブサイトのブランド戦略を分析したレポート「How Japanese Brands Succeed Online」の話が掲載されていました.
レポートの調査対象となった企業は,三洋電機,Sharp,Sony,TOYOTA,NISSAN,HONDA,松下電器産業,MAZDA,みずほ銀行,三井住友銀行,UFJ銀行(現 三菱東京UFJ銀行),りそなグループとなっていて,家電,自動車,金融の部門で日本を代表する企業ばかりです.
その中で,サイトのブランドイメージが最も低い評価だったのはSonyだったそうです.
逆に、この分野において一番評価が低かったのはソニーです。それはまず、ソニーがブランドの位置づけとして掲げていることが非現実的なところにも理由があります。ソニーでは、ソニーブランドを打ち出すことの意味として、決してユーザーを失望させることなく、常に新しいものがあるとしていますが、これはブランドというよりも会社のミッションそのものです。サイトに来て常に新しいものに出会えるかというと、そうではありません。
先ほどブランドの位置づけとサイトの中身に一貫性があることが大切だと言いましたが、実はソニーのブランドの位置づけである「予想もつかないこと」や「論理的ではないこと」といった内容は、サイトのどこに何があるのかわかりにくいという内容と一致しています(苦笑)。ソニーのサイトばかりを悪く言うつもりはありませんが、この一貫性はあまり良い例ではありませんね。
上記のような理由が述べられているのですが,確かにSonyのサイトは分かりにくいですよね.
意味もなくFlashが使用されていたりするところも少なくないですし...
Sonyに対する厳しい評価は今に始まったことではありませんが,これまでのブランドイメージが枯渇しないうちに何とかして欲しい!
CNET Japanによると,上記の買収交渉についてソフトバンクが正式に合意に至ったことを発表したそうです.
ソフトバンクは3月17日、世界最大手の英携帯電話事業者Vodafone Groupから国内第3位の携帯電話事業者であるボーダフォン日本法人を買収することで合意に達したと発表した。
気になるのは,これによって日本の携帯業界がどのように変わるかというところですが,ADSLビジネスの時と違って孫氏もやんちゃじゃなくなってしまったし,あんまり何も変わらないのではないかというのが個人的な予想です.
良い意味で期待を裏切って欲しいなぁ...
この企業は,IT業界の会社を買収すべく設立された「白紙状態の小切手を用意する会社」で,さまざまなIPベース技術の融合によって生まれるチャンスを幅広く探し求めていると書かれている.
また,IPOによって1億4000万ドル以上もの資金を調達したらしいが,これはIT業界の会社を買収するために使われるとのこと.
内容は理解できたと思っているのだが,これってどうなんでだろう?
要するに,自分たちには何のアイデアもないけれど,面白そうなことをやってる人たちを支援する基金みたいものなのか?
この3名には知名度と経験いう大きな資産があるのかもしれないが,私見としては経営者の才覚に溢れているとは言い難い.
特に,Wozniak氏は技術者としては優れているものの,過去の例を見てもお金を失うことにも長けていたりする.
余計なお世話だろうが,上手くいくのか本気で心配だったりするんだけど...
Red BullとApple製品,それと今回のMSによるOrigami Projectを並べて考察してあります.
Red Bullってのは飲んだこともないのだけれど,缶に入ったリポビタンDみたいなやつ?
これらに共通するのはあえて「秘密」を作っておくこと.
そして,成功するカギは「ウワサ」を上手くコントロールすること.
この記事でRed Bullの話を読んだ限りでは,同社は非常に上手く「ウワサ」をコントロールできたみたいです.
Appleは1月の基調講演の時には大成功だったけれど,先日のスペシャルイベントの時には期待の方が大きくなり過ぎてしまった感じがありますね.
で,今回のOrigami Projectはというと,直前にIntelがプロトタイプを見せてしまいましたから,最後の最後でコントロールできませんでした.
その分,「Origami Project = UMPC」なのかっていう話がしばらく続いたわけですが...
個人的には,Buzz Marketingにせよ,Viral Marketingにせよ,Microsoftにはあまり似合わないような気がします.
それよりも,気になったのが初期段階で提携する企業のことです.
プロトタイプを作っていて今後3ヶ月以内にUMPCを発表する予定なのは,Samsung,ASUS,Founderの3社のみのようです.
既にいろんなニュースメディアでは,UMPCなんて単なるPCに過ぎないという論調の記事も載っていますし,基本的には欧米ではこのような小さいデバイスは流行らなかったりします.
でも,日本人なら小さい物好きですから!
どうして日本のマーケットに積極的にアピールできるように,日本のメーカーに声をかけなかったのかっていうのが最大の疑問です.
これだけ,世界最小と世界最軽量好きな人種もいないんじゃない?
結局,マーケティングターゲットが最大の問題かな?
あちこちですでに報じられているが,英Vodafoneが日本法人であるボーダフォン株式会社をソフトバンクに売却する交渉を行っていることを認めたらしい.
この話はこれまでにもうわさに上ってはいたが,英Vodafoneが認めたのははじめてのことである.
もともと,ボーダフォン株式会社は日本テレコムの傘下にあったわけだが,英Vodafoneが日本テレコムごと買収し,その後,親会社だった日本テレコムは一時,投資会社のリップルウッドに買収され,さらにソフトバンクによる買収で現在は同グループの傘下に入っている.
英Vodafoneは国際戦略を見直しているところであり,45%の出資比率を持つ米大手携帯電話キャリアのVerizon Wirelessについても,株主の一部からもう1つの出資企業であるVerizon Communicationsに所有株式を売却する要求が出されている.
今回の交渉が成立するかどうかはまだ分からないが,英Vodafoneは本国でW-CDMA/GSM方式を採用しており,スケールメリットが得られないという意味では日本法人も米Verizon Wirelessも売却の対象として考えているのではないかという推測は成り立つ.
一方,ソフトバンクから見ても新規参入であれだけこだわっていたのであるから,すでに大きなユーザとインフラを持っているボーダフォン株式会社の買収は願っても見ないことだろう.
新規参入という形でなく,既存の企業の買収という形でソフトバンクが携帯ビジネスに参画してくることが,DoCoMoやauにいかなる影響を与えるのかという点も気になるところである.
参考記事
CNET Japan
MYCOM PC WEB
ケータイWatch
the INQUIRER
↑ the INQUIRERでも取り上げられていたのには驚いた!
今時,音楽配信への新規参入といっても珍しいものではないのですが,気になったのは以下の記載です.
AmebaMusicは、国内初となるアーティスト発信型の楽曲配信、音楽情報ブログ。インディーズを中心に、プロとして活動経験のあるアーティストがブログで自らの楽曲や活動情報を発信する。ブログの訪問者や楽曲のストリーミング回数などによるオリジナルチャートも提供する。閲覧や試聴はアメーバ会員でなくても無料で利用できる。
サイバーエージェントといえばAmebaBlogを運営しているところですが,音楽配信サービスとブログでの“口コミ”情報を合わせたところがポイントでしょうか.
auが開始するLISMOの“歌とも”も同じような効果を狙ったものです.
iTMSもiMixだけでなく,もっと積極的にコミュニティーを形成する場を提供すればよいのに...と思う今日この頃です.
せっかくiWebという優れたツールもあることですし...