ふみぃ~.何だか虚しい・・・
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iBookstoreは当面米国のみでのサービスですが,Amazonは既に日本でのサービス開始に乗り出しているというウワサもありますし,近い将来日本でも始まってくれるかもしれません.

iBookstoreの5つのパートナーの1社である英Penguin Booksの電子書籍のデモ動画が,少し前からいろんなところで話題になってます.



タッチインターフェースを利用した音声再生や図形描画,アクセロメーターを利用した操作だけでなく,最後の方では星空にiPadをかざしてARによって星座を表示させるところとか,現在実装可能ないろんなインタラクティビティを盛り込んであって本当に良くできてると思います.

興味深いのは同社のCEO,John Makinson氏の講演で語られた内容で...


iBookstoreで販売される電子書籍のフォーマットはEPUBというデファクトスタンダードなもの.
しかし,Wired誌のタブレット版もそうだったように,Penguin Books社もEPUBフォーマットではなくApp Storeで配布されるアプリケーションでの提供を考えているようです.

講演の中でその理由として述べているのがEPUBの自由度の少なさ.
WebブラウザでHTMLとJavaScriptを利用したり,iPhoneアプリとして供給する場合に比較して,インタラクティブなコンテンツを作ることが出来ないからのようです.

電子データ自体はバックアップさえしておけば永遠に保存することは出来ますけど,実用的な寿命は決して永遠ではなくフォーマットの変更やデバイスの消退によって容易には閲覧・再生不可能な状態になる可能性が少なくありません.

自分自身そういった感覚は少ないのですが,うちの父親や祖父には優れだ書物は財産であるという価値観があったように思います.
書籍の作成・出版過程が電子化されるに伴ってテキストを主体とするメディアが大量に作成され,財産というよりも消耗品という捉え方がされることが多くなっていくのは時代の流れであり必然なのかもしれませんが,もしかすると電子メディアの方が一般的になった未来では,自分たちの両親や祖父母が親しんだ書物に触れながら成長するということはなくなってしまうのかもしれませんね.

また,紙に書かれたり印刷されたものは,保存状態さえ良ければ数百年,あるいは千年以上経っても読むことができるわけで,ペーパーメディアの非常に強力な特性の1つだったりしますけど,それによって過去の偉大な文筆家や科学者が最終的な成果物に至るまでの試行錯誤の過程を垣間見ることが出来たりもするわけです.

大仰な言い方をすれば,電子メディアへの移行の仕方を誤ると,人類はある種の「知の継承」を失うという大きな代償を払わなければならなくなる可能性が潜んでいるのかもしれません.

技術の進歩とともに電子データのフォーマットが変化していくのは仕方がないにしても,デバイスメーカーだけでなく出版業界の視点から見ても納得のいく電子書籍のあり方のようなものが,もっと一生懸命にいろんな観点から検討されて欲しいと思う今日この頃です.
Date:2010/03/08(Mon) 01:36:54
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