▶iPodが上位10位を独占！

iPodの勢いは止まらないどころか加速するばかりです．

BCNランキングに，10月第4週の携帯オーディオランキングが掲載されていました．
まだ，発売まもなくながら5G iPodも2機種ランクインしていますし，上位10位はアップルで独占されています．



まさに一人勝ち状態なのでこれ自体は良いとして，今回は，ランキングだけでなく約2年分の販売台数データが掲載されていましたので，そっちに注目！（こういったデータを見せて頂けると興味深いです！）
このデータとiPodの歴史を一緒にみると，何が牽引力になっているかが見えてきます．



最初に販売台数が飛躍的に伸びているのは，2004年の7月ですが，この時はようやく日本でiPod miniが発売開始となったときです．
同時に，4G iPod（B/W 20/40GB）も発売開始でしたけど，販売台数だけじゃなく知名度も引き上げてくれたのはiPod miniでしょうねぇ．

次に加速したのは2005年の1月から3月にかけてです．
この時は1月にiPod Shuffleが発売され，2月に2世代目のiPod miniとiPod Photoの容量アップ版が発売されています．
この時に，主として牽引したのはiPod Shuffleですよね．
iPod Shuffleの単価が安いということもあって，前回の上昇率を遙かに上回っています．
つまりは，iPod miniで有名になって，iPod Shuffleで売れたってことでしょうか．

驚いたのはそのあと，かなりのスピードで販売台数が落ち込んでいるように見えるんです．
しかし，実際にはiPod Shuffleによるピークが平均的な上昇カーブに乗っかっているだけで，全体的な上昇傾向に変わりはありません．

もうちょっと経過してみないと分かりませんが，2005年の9月にも大きなピークが出来そうです．
これは，まさにiPod nanoによるものであり，5G iPodの発売がかさなっていることを考えると，iPod Shuffleの時を越えられるかもしれませんね．

最後に，先日，“BCNランキングがあやしい？”っていう記事を書いたのですが，今回のBCNさんの記事の最後に言い訳が書いてありました．
やっぱり，あの時点では携帯ビジュアルの方に入れようとされてたんでしょうね．

少なくとも現時点では，5G iPodは携帯オーディオにカテゴライズされる方が自然だと思いますよ．