ふみぃ~.何だか虚しい・・・
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
Date:--/--/--(--) --:--:--
スポンサー広告 | Edit |
哲学者のHeidegger氏が提唱した,道具とそれを使用する人の間に存在する哲学的な概念が科学的に検証されたらしいです.
その概念とは,使い慣れて正しく機能している道具を使用している時には,道具は特別に意識されることなくその先の対象に目を向けていて,道具は使っている人の一部であるかのように認識されているというもの.

これを検証するためにAnthony Chemero氏らが行った実験は,PLoS ONEの “A Demonstration of the Transition from Ready-to-Hand to Unready-to-Hand” という論文で発表され,結論としてヒトおよび脳の各部分と道具は密接に結びついていて全体として1つのものになっていることが示されたそうです.

ReadyToHand031410
(From PLoS ONE)

論文には難しい数式もたくさん載っていて良く分かりませんけど,正常に動作する道具(実験に使用したのはマウス(←ハツカネズミじゃない方))を使っている時の手の動きをパワースペクトラム解析したときに1/fβというピンクノイズのパターンで表され,これは認知処理においてヒトが道具と一体化している(Heidegger氏の概念ではこの状態を用具的という)ことを示しているそうです.

また,それとは逆に正常に動作しないマウスを使っている時にはピンクノイズが消失してしまい,道具とは一体化できていない(Heidegger氏の概念ではこの状態を客体的という)ことも確認されたとか.
元ネタには,Chemero氏にiPhoneのキーボードを操作中にラグが起こったときには自分という存在が非連続的なものになるのかという質問をしたところ,その通りだと答えてくれたと書かれているので,iPhoneを使っている人も認知処理においては自分とiPhoneを一体のものとして捉えてるみたいです.

再現性とか定量性とかハビチュエーションの影響がどの程度なのかにもよりますけど,自然なインターフェースがどうあるべきかを科学的に調べようと思ったらこの解析手法を用いてピンクノイズが出来るだけ消失しない状態を目指せば良い訳です.
以前,iPhoneのタッチスクリーンは競合機よりも高性能であるという話を紹介しましたが,ただ線をひくだけでなくもっと複雑な操作をしたときにインターフェース全体としてiPhoneの方が優れてるとかっていう結果が導き出せたりするのでしょうか.

何だかとても興味深い話です.

(via:WIRED VISION
Date:2010/03/16(Tue) 01:58:37
iPod/iPhone | Edit | Comment:2 | Trackback:0
Comment
Posted Comment
iPadの紹介ビデオでジョナサンも「製品が自分の一部になるのです」って言ってました。
iPadはさらにタッチパネルの感度が上がっているかもしれないので、さらに一体化感が増してるかもね。
2010/03/17(Wed) 01:25:27 | URL | しゅん爺 #-[ Edit ]
しゅん爺さん,お久しぶりです.

感覚的にも科学的にも一体化ですね.
早くiPad触ってみたいです.
2010/03/17(Wed) 09:53:56 | URL | Double KO #ax4px7aw[ Edit ]
Comment to This Entry
URL:
Comment:
Pass:
Secret: 管理者にだけ表示を許可する
 
Trackback
Trackback URL
http://doubleko.blog18.fc2.com/tb.php/4608-7819e474
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
Trackback

Powered by FC2. Designed by Double KO.
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。