ふみぃ~.何だか虚しい・・・
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「20%ルール」といえばGoogleがワーキングタイムの20%を利用して自ら思い思いの開発に充てるものが有名ですが,この話で出てくるのはソフトウェアの「20%ルール」です.
この興味深い話は,NSConferenceとPodCampで行われたiPadのユーザーインターフェイス(UI)デザインに関するワークショップでプレゼンされたものだそうです.

スピーカーは,Matt Legend Gemmell氏とGriffinのCameron Daigle氏の2人で,別々のワークショップなのに「iPadは大きなiPhoneなのか?」という同じ切り口で,それぞれのiPadに対する見方にも共通点が見られたらしいです.

Gemmell氏の見解をまとめると,iPadではiPhoneアプリの多くがそのまま動作するが,この点はデベロッパとして特に興味を惹かれるものではなく,iPhoneよりも大きくコンピュータにも使われるような9.7インチのディスプレイでデスクトップクラスのアプリを使える「可能性」こそがiPadの価値であるというもの.

そのために開発者はUIを根底から考え直し,デスクトップアプリのワークフローをいかにしてiPadに取り込んでいくかを考えなければならず,その苦心の結果ホンモノのiPadが生まれると説いています.

もう一方のDaigle氏はソフトウェアの「20%ルール」からiPadのUIを説明しています.
ソフトウェアの「20%ルール」とは「20%の機能をユーザが効率良く利用するようにUIをデザインする」というもので,ユーザ視点から見ると「一般的なユーザはOfficeやPhotoshopといったソフトの機能のうち20%程度しか使っていない」と言い換えることができるそうです.

見えなくても,使わなくても,多くの機能があるだけでユーザは安心出来るという考え方もあるものの,iPadではむしろそれらをバッサリそぎ落としてしまって,タッチ操作の使い勝手を損なうことなくデスクトップアプリの利用体験を実現するというUIへシフトしていく第一歩になると考えておられます.

つまり,実装される機能は少なくなるかもしれないけど,使える機能は出来るだけ使いやすいUIにするということですね.
このあたりは “Less is more” の話とも共通していて,デベロッパ側からも「多機能よりも易機能」とでもいうべきパラダイムシフトが起こってくるのかもしれません.
このことはAppleもしっかり考えてる節があって,例えばiPadのメールアプリではインボックスの表示の仕方がポートレートとランドスケープで異なっていて,前者ではフロートウインドウで開き,後者ではカラム表示になります.
UI的には “Master-Detail” の見せ方ということになるようですが,タッチ操作をするということだけでなく,本体の向きを変更して使うことを考慮に入れて適切なインターフェースを考えてるわけですね.

もう1つ重要な指摘は,「触れる」ということが心理的に与える影響です.
iPadがこれまでパソコンを使おうという気にさえならなかった高齢者の興味を惹いているという話はこれまでにもありましたが,それは単にシンプルなインターフェースだからということではなく,「触れる」という操作がディスプレイ上のメタファーをリアルなノートや書類での操作に結びつけやすくするという感覚を引き起こしているという側面もあるそうです.
なるほど~!

長々と書いてしまいましたが,大雑把にまとめると,これまでのデスクトップアプリケーションが「多機能化に伴ってソフトウェア的な都合でUIを決めていた」のに対して,iPadから始まるデスクトップクラスのアプリケーションでは,無駄を省いて「ユーザから見た使いやすさを基準にしてUIが再規定されていく」べきということでしょうか.
これが洗練されていくにはまだ時間がかかるかもしれませんけど,「簡単に好機能」(←高機能ではない)がどこまで実現出来るのかとても興味があるところです.

元ネタはマイコミジャーナルで,最初は海外の記事の翻訳かと思ったのですがどうやらそうではないみたいです.
この方もそうですけど,面白い記事を書くライターさんが多いですね.>マイコミジャーナル
Date:2010/03/18(Thu) 01:21:06
iPad | Edit | Comment:0 | Trackback:0
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