ふみぃ~.何だか虚しい・・・
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モバイルプラットフォームにおいてiPhoneとAndroidがこの先どうなるかという点について,Mark Sigal氏がStanford大学院でプレゼンした時のまとめがなかなかに面白い記事でした.
タイトルに書いたように,iPhoneとAndroidの関係が過去のMacとWindowsと同じようにならないと考える理由が5つ挙げられています.

  • 小売りの流通:PCの時代には流通する全てのものが量販店の限られたスペースに並べられる必要があった.そのためWindowsベースのPCに関する製品が幅をきかせてMacや技術書の類いは販売の機会を制限されていた.現在のApple Storeは消費者にハードウェアに手にしてApple製品を目一杯知ることができる優れた環境を提供している.一方Googleはこの点が完全に欠落している.

  • 価格設定:AppleがMicrosoftに完膚なきまでに叩きのめされた一番の理由は,MacがWindowsベースのPCに比べてひどく高い価格設定ができると考えていたからである.それに比して現在ではAppleは価格差を放置しないという説明と認識で首尾一貫している.これによって,消費者が値段か最高の体験かという意味での二者択一でApple製品を見ていた過去の消費動態を回避できる.iPodもiPhoneもiPod touchもiPadも全てこの方向性にしたがっている.

長くなるので続きは以下に・・・
  • 開発者のエコシステム:自明のことであるが開発者の心をつかんだプラットフォームが争いを制する.PC時代にAppleはこのことを忘れ,無様に技術的指導力を立ち上げては放棄し,開発者に協力を呼びかけては対立し,決まって約束したマイルストーンを守らなかった.反対にMicrosoftは全製品にわたって統合された核となる技術を提供し,利益を上げることのできるエコシステムを作り上げた.
    Appleも学習し,4.0の段階に入るモバイルプラットフォームでは約束したマイルストーンを一貫して守り続け,開発者が製品によって利益を上げることができるいくつもの方法を提供し,iPhoneなどのデバイスを底なしで閉ざされることのない巨大な自動販売機に仕立て上げた.一方,Googleは消費者に無料を期待することを教え込んだために,Android Marketは発見に乏しく不格好で調和の取れていない利益システムに足を引っ張られていて,大量のサードパーティ製アプリがあるわりには成功した開発者がいないように思える.

  • 消費者のテクノロジーの選択:PC時代には標準が美徳とされ巨大な企業が業界の勝者を指名していた.クレイジーなAppleよりも真面目なMicorsoftを選ぶ方が安全だと感じられた.しかし,今日ではブレイクスルーを採用するのは消費者の領域から始まって企業に広がり,逆方向には行かない.この変化はAppleのような消費者向けの製品やマーケット力を持つ企業にはとても好ましい.一方Googleは消費者領域では合理的な働きをしており,そのアプローチはデザイン軽視・テクノロジー重視でマスマーケットに親しみがない.

  • Microsoftのような快活さ:Microsoftは同社のマントラである「取り込み-拡張-抹殺」をもって競合製品に対してバージョン3.0までに完全な優位性を獲得してきた.1つには信じられないほど不正なアドバンテージによって.また1つには競合製品の活力を無慈悲に搾取することによって.しかし,これらは勝利を手にするまで製品を提供し続け市場に猛攻をかける強固な快活さを明確にするためにMicrosoftを支えてきた.
    Appleが廃墟のような状態から大きな利益を生むMacビジネスを再形成したことを考えると,その優位性はiPodとiTunesやiPhoneとiPhoneプラットフォームの最強チーム,そして野心,あるいは既に良く知られているiPadからもたらされている.Appleの快活さについて疑問を抱く余地があるだろうか.他方でGoogleはほとんど完全に検索と広告に依存している.非常に多くの新しい製品を提供し,過去数年真剣にM&Aを行っているにもかかわらず.議論の余地はあるものの,Googleの著名なゆるく結合した構造は多くの種をもたらすだろうが,だからこそこれらの種を育んで収穫するという明確な視点に欠けるように思える.そしてこのことが「虎はその縞模様を変えうるか?」という疑問を抱かせる.

このあと記事は,今後数年でモバイル産業は劇的に変わっていき,GoogleはAndroidを擁してモバイルテクノロジーとモバイルプラットフォームが十分にコモディティ化され,OEM中心で都合よくバランスの取れた水平モデルになるだろうと結ばれています.

AppleがMacで犯した失敗を繰り返さないために何を学んでどのように変化していったかと同時に,MicrosoftとGoogleの違いが明確にされていて非常に興味深い記事です.

それと,最近ではAndroidのバリエーションが今後の普及の障壁になるのではないかという指摘もあって,オープンソースであるがゆえにGoogleがしっかりと手綱を締めていないといろんなブランチに分かれていく可能性もゼロではありませんし,iPhoneのように簡単にバージョンアップするソリューションが提供されていないことを問題視している記事も見かけました.

将来的には米国を筆頭にAndroidのシェアがiPhoneを上回る日も来るのかもしれませんが,AppleはiPhoneに確固たるプレゼンスを備える努力を惜しまないでしょうし,Apple好きとしてはたとえトップシェアじゃなくても魅力的な製品であり続けて欲しいと願っています.

それと,5つの理由を説明する導入部分に書かれている “It's human nature to look to the past in an attempt to understand the future.” という文章が印象的でした.
過去への投影だけでは真の姿を見ることはできず,Sigal氏が “little picture” と称している小さな相違を思い描くことが重要なのかもしれませんね.
Date:2010/05/03(Mon) 08:01:22
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