Appleからすると「うちの庭に勝手に看板立てないでくれる?」って感じなのでしょうか.
AppleがWWDCで発表したiOS 4のDeveloper Agreementで,アプリの中に「Apple以外の携帯端末やモバイルOS、開発環境の開発者または配布元が所有もしくは提携する広告サービスプロバイダーと分析データを共有する広告を使用することを禁止した」ことを受けてGoogleの傘下に下ることが承認されたAdMobが反発しているそうです.
元ネタにもあるように,このポリシーは先日Steve Jobs氏がD8で発言したときにも語られていて,その時はAdMobではなくFlurryという分析企業が,モバイルアプリにユーザのデータを収集する仕組みを組込んで,Appleの未発売の製品に関する情報を公開したことを非難した場面で,このような仕組みを禁止することの正当性を主張していました.
それと,「モノが好き」2さんの「Safariのリーダー機能はウェブ広告のあり方を変えるか」という記事には,Safari 5の主要な新機能であるSafariリーダーで広告を回避してコンテンツのみが閲覧できる仕組みから広告のあり方が考察してあって,ここにもAppleが広告を「どこで」エクスポーズするかをコントロールしたいという意図があるのかもしれません.
AppleがWWDCで発表したiOS 4のDeveloper Agreementで,アプリの中に「Apple以外の携帯端末やモバイルOS、開発環境の開発者または配布元が所有もしくは提携する広告サービスプロバイダーと分析データを共有する広告を使用することを禁止した」ことを受けてGoogleの傘下に下ることが承認されたAdMobが反発しているそうです.
AdMobの最高経営責任者(CEO)であるOmar Hamoui氏は米国時間6月9日付けのブログ投稿で、「はっきり言っておこう。今回の変更は、ユーザーや開発者にとって最良とはいえない。技術および革新のこれまでの歴史から、競争が最良の結果をもたらすことは明らかである。競争に対して人為的な防壁を設けることは、ユーザーや開発者を苦しめ、長期的には技術の進歩を妨げる」と記している。
元ネタにもあるように,このポリシーは先日Steve Jobs氏がD8で発言したときにも語られていて,その時はAdMobではなくFlurryという分析企業が,モバイルアプリにユーザのデータを収集する仕組みを組込んで,Appleの未発売の製品に関する情報を公開したことを非難した場面で,このような仕組みを禁止することの正当性を主張していました.
それと,「モノが好き」2さんの「Safariのリーダー機能はウェブ広告のあり方を変えるか」という記事には,Safari 5の主要な新機能であるSafariリーダーで広告を回避してコンテンツのみが閲覧できる仕組みから広告のあり方が考察してあって,ここにもAppleが広告を「どこで」エクスポーズするかをコントロールしたいという意図があるのかもしれません.
ちなみに,この記事には@rose_mさんと@dbacks51さんとで,SafariリーダーやiBooksアプリに関してTwitterでおしゃべりした内容(まさに「夜中の妄想合戦」)がまとめられているので良かったら読んでみてください.
Developer Agreementを巡ってはAdobeのFlashも締め出しを食らったことが話題になったばかりですが,技術や広告の提供先としては非常に大きな市場であるがためにAdobeやGoogle(AdMob)もそう簡単には引き下がれないのだと思います.
ただ同じくユーザベースが巨大な市場でも,例えばWiiでマリオなどをやって遊んでいるときに広告なんて全くないわけで,デバイスあるいはアプリケーションによっては広告が入らない方が当たり前だったりもします.
もっとも,その辺りをどの程度デバイスメーカーがコントロールしてるのかは知りませんが.
実際の世の中には広告が溢れているわけで,もしかすると今までは広告掲載者があらゆるところに自由に広告を置けすぎたのかもしれません.
そのおかげでユーザに無料ないし安価でコンテンツが供給されているというメリットがあるので,どこにでも置けるようになる方が良いのか,あるいは制限された方が良いのかは難しいところです.
Apple自身もiAdで広告ビジネスに参入することになるわけですが,iAdが提供するエモーショナルな広告という「手段」だけでなく,広告をどこに表示させるかという「場所」のことも含めて,これまでのあり方に疑問を投げかけているのかもしれません.
Appleはこれまでに音楽業界や携帯業界を変えてきたわけですが,今度は出版業界や更には広告業界においても既存のルールを塗り替えようとしてるのでしょうか.
(via:CNET Japan)
Developer Agreementを巡ってはAdobeのFlashも締め出しを食らったことが話題になったばかりですが,技術や広告の提供先としては非常に大きな市場であるがためにAdobeやGoogle(AdMob)もそう簡単には引き下がれないのだと思います.
ただ同じくユーザベースが巨大な市場でも,例えばWiiでマリオなどをやって遊んでいるときに広告なんて全くないわけで,デバイスあるいはアプリケーションによっては広告が入らない方が当たり前だったりもします.
もっとも,その辺りをどの程度デバイスメーカーがコントロールしてるのかは知りませんが.
実際の世の中には広告が溢れているわけで,もしかすると今までは広告掲載者があらゆるところに自由に広告を置けすぎたのかもしれません.
そのおかげでユーザに無料ないし安価でコンテンツが供給されているというメリットがあるので,どこにでも置けるようになる方が良いのか,あるいは制限された方が良いのかは難しいところです.
Apple自身もiAdで広告ビジネスに参入することになるわけですが,iAdが提供するエモーショナルな広告という「手段」だけでなく,広告をどこに表示させるかという「場所」のことも含めて,これまでのあり方に疑問を投げかけているのかもしれません.
Appleはこれまでに音楽業界や携帯業界を変えてきたわけですが,今度は出版業界や更には広告業界においても既存のルールを塗り替えようとしてるのでしょうか.
(via:CNET Japan)
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