ふみぃ~.何だか虚しい・・・
TechCrunchの “FaceTime and Why Apple’s Massive Integration Advantage is Just Beginning” という記事がとても興味深かったです.
既にTechCrunch JAPANにも「FaceTime、そしてAppleの巨大な統合メリットが始まりにすぎない理由」というタイトルでポストされているので詳しくは元ネタを.

とはいえ,既に内容的には完結しきっているので部分的にいくつか引用しておきます.

ボタン1つで使えるFaceTimeについての記載.

おそらくこれを最も良く表している例が、FaceTime、Appleのテレビ電話への回答である。FaceTimeを見てしまうと、Android機、Sprint HTC EVOのテレビ電話がまぬけに見える。EVOではサインアップしてサードパーティーアプリをダウンロードする必要があり、通話のたぴ(注:原文ママ)にアプリを立ち上げなくてはならない。一般人はそんなことをしようとはしない。

周りにiPhone 4を持ってる人がいないので使ったことがないのですけど多分すごいんでしょう.
お試しできる電話番号があったりもするのですが,人見知りなもので見知らぬ外国人さんとお話しするのも何ですし.

Appleが機能過多にならずに製品を開発するフィロソフィーみたいなものについて.

Appleは機能追加について、全く異なる考えを持っている。HTCの世界では、利用可能な技術に基づいて闇雲に「差別化」しているのに対して、Appleが革新するのは、これまでより優れた、よく統合されたユーザー体験を作れる時だけである。

最も興味深かったのは次のところです.
恐らくさらに強力なのが、AppleのSoCデザイナーが得ている目に見えない利点である。コンポーネント全体のエコシステムや、バリューチェーンで何が起きているかを明確な知識として与られることだ。

どうやって? 世界中のあらゆるコンポーネントメーカーが、「秘密のロードマップ」を共有しにクパティーノを訪れる ― 今やAppleがSoC開発で「競合」しているにもかかわらず。Appleデザインというぶらさがった人参は、何かを共有することに対する抵抗に勝るのである。他のチップメーカーのこうした透明性はきわめて強力である。なぜなら、端末機OEMは何世代か先まで計画しているからだ(例えばAppleが、iPhone 6とA6のコンセプト段階にあることは間違いない)。

モバイル分野でハードウェア,ソフトウェア,そしてチップコンポーネントに至る全3要素をもっているのはSamsung以外にはAppleだけらしく,チップコンポーネントを持っているにもかかわらずSoC開発で競合しているライバルたちが秘密を打ち明けにAppleにやってくる.
だからこそ将来を見据えた製品開発が可能になるというわけです.

こうなったら最後まで引用で貫くことにして,記事の最後はAppleという会社は「卓越した戦略家とユーザー体験デザイナーであり,エンジニアーではない」と締めくくっています.

優れた製品が役立つ情報を集めることに繋がり,さらに優れた製品開発の糧となるわけですな.
素晴らしい!
Date:2010/07/06(Tue) 06:40:56
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