ふみぃ~.何だか虚しい・・・
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いつもながら,話題にする記事の選択も良い,翻訳も良い,最後の控えめなコメントも良い maclalala2さんに「空っぽのスレート」という素敵な記事が掲載されていました.
今回のオリジナルはHarvard Business Reviewの“The iPad and the Benefits of a Blank Slate” です.

この中で一番興味深かったのは以下の部分.

可能性を早急に閉じてはならない
きちんとした価値ある提案(value propositions)を持たないありきたりの製品を作るべきだといっているのではない。興味を掻き立てる何ものかは必要だ。しかし未だはっきりした形をとらず、これから出現することになるカテゴリーを造るときは、様々な可能性を閉じることに早急であってはならないのだ。

“This doesn’t mean you should aim to launch vanilla products that lack clear value propositions. There still needs to be a hook to generate interest, but when you’re entering or creating an emerging category that’s still in flux, you should not prematurely shut down options.”

詳しくはリンク先の訳文を参照いただければ分かるように,iPadが一見して「得体の知れない何か」なのはAppleがその用途を明確に絞りきれなかったからではなく,押し付けがましく絞り込んだりしなかったのだということが書かれています.

作る側であるAppleが新しいカテゴリを既成概念的に決めつけてしまうことで「様々な可能性を閉じる」ことになるという主張で,言い換えればAppleが「iPadはあなたが可能性を作るデバイス」だと考えているともいえるかもしれません.

ここでいう「あなた」とはユーザだけではなくデベロッパも含めてですが,Appleは製品としてミニマムな要件のみを提供するので,使い方や追加機能は自由な可能性を存分に探ってみて欲しいというメッセージのようにも思われます.
iPadが発表された1月27日のスペシャルイベントの招待状には白地にカラフルなペイントが散りばめられていたことを覚えておられる方も多いと思いますが,上記のような視点で考えると,あの招待状にはまるで「真っ白なキャンバスに思い思いの色を付けて欲しい」という願いが込められているかのように見えます.

発売当初からiPadを使ってきて,いま個人的に割とハッキリしてきたiPadのポイントは2つあると思っています.
1つは「使ってみると分かると思うけど,おそらくiPadは「消える」」という記事で書いた「透明であること」,もう1つは「ユーザはiPadをどう捉えるべきか?」という記事で書いた「始まりのデバイス」であるということ.

「透明であること」に関しては,最初は新しいアプリも多くて操作性に戸惑ったこともあってなかなか実感できませんでしたが,最近ではずいぶん馴れてきたことと画面に直接触れるという直感的な操作のおかげで,以前よりも,またMacを使っている時よりもデバイスを意識することが少なくなったように思います.

「始まりのデバイス」に関しては,自分自身の経験でもテーブルの上に置いて何人かで画面を囲みながらワイワイやるコンピュータはこれまでありませんでしたし,ちょっとした空き時間などにWebを見たり読書やニュースを読んだりということが今までよりも気楽に出来るようになりました.
また,ビジネスの世界でも従来のパソコンとは違った形で,プレゼンテーション能力に長けたデバイスとして「ならでは」の使い方が始まっています.
そして,その可能性はこれからも更に広がっていくのではないかと思います.

以前も書いたように発売当初のiPhoneにも同じようなところがありました.
オリジナルのiPhoneがリリースされたころには期待と同時に不満もたくさんあって,現在のように優れたデバイスであると認識されるに至るには,デベロッパやユーザがそれぞれにiPhoneの使い方を開拓してきたことが不可欠だったのではないでしょうか.



これは最新のiPadのCMですが,最近のAppleの製品の中でも一際目を惹く2つの製品,iPhone 4とiPadのCMを比較してみるとそれらのアピールのされ方に違いがあることが良く分かります.
既にスマートフォンというカテゴリで立派な地位を獲得したiPhoneのCMでは,単独の機能であるFaceTimeをこれでもかというぐらいフィーチャーしたCMが繰り返し流されているのに対して,iPadのCMには未だに1つの機能に絞り込んだものはありません.
つまり,発売から半年経った今でもAppleは早急に可能性を閉じてはいないという意図が込められているかのようです.

なので,AppleはまだまだiPadというデバイスの可能性は広がっていくと考えているでしょうし,もしあなたがそれを広げるアプリを作ったり,活用方法を見いだしたりすれば,それがタブレットデバイスというカテゴリのあり方を規定するものになる可能性を秘めているということです.
そうやってiPadとの付き合い方を考えながら使っていると,日々iPadを使うのも今よりもうちょっと楽しくなるかもしれませんね.
Date:2010/09/18(Sat) 08:03:28
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