ふみぃ~.何だか虚しい・・・
客観的に見て,それほど恣意的に選択していなくても似たような結果になったと思われます.
まずは,iPadのビフォー・アフター.

iPadBeforeAfter
(From O antes e o depois do #iPad on Twitpic

最たる違いはボタンの少なさと直線的なデザインでしょうか.
フィジカルなものを極力排除して,可能な限りタッチインタフェースでの操作にまとめることで,操作対象への注視が散乱してしまうことなく画面に集中できるという効果を生んでいるように思います.

あとは,ここにない他の機種ではそうでもないものもありますが,タッチパネルのマージンが十分に確保されています.
iPadが発表されたときには,そのベゼルの幅広さに幾らかの野暮ったさを感じたものでしたが,ホールドするためのマージンとして意図的に広めにしてあるという話を目にして,なるほどーと思ったのを覚えています.

次にiPhoneのビフォー・アフター.
Random.AndrewWarner.comで紹介されていたものです.

Before:
iPhoneBeforeAfter1
(From GIZMODO

After:
iPhoneBeforeAfter2
(From Engadget

上は2007年12月の記事で紹介されているHTC製のGoogle Androidのプロトタイプ.
初代iPhoneは同年1月に発表され,6月から発売されているので,厳密にはアフターなのかもしれませんが,デザイン的にはiPhoneの影響は全く見られず,むしろその当時全盛だったBlackBerryを彷彿とさせるようなデザインです.

下は2010年4月の記事で紹介されている,同じくHTC製のAndorid.
サイトには他にもいろんなショットが掲載してあって,背面は少しゴテゴテした感じもありますが,基本的には昨今巷で良く見かけるAndroidと似通ったデザインです.

こうやってレトロスペクティブに見てみると,Appleのデザインがこれらのデバイスにどれほどの影響を及ぼしたのか良く分かります.
しかも,デザインがシンプルになったからと言って必ずしも機能が損なわれるわけではなく,ある部分ではより直感的に使えるというメリットも生み出します.

iPadにせよiPhoneにせよ,ユーザがこれ程多種多様な嗜好を持っている世の中で,それぞれの領域のデバイスをここまで画一的にさせてしまう力強さを持っています.
まさに「芸術は爆発」だったり「デザインは力」だったりするのかもしれません.

(via:Daring Fireball
Date:2011/09/14(Wed) 01:28:48
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