ふみぃ~.何だか虚しい・・・
復活したあとのSteve Jobs時代を時価総額を指標に競合他社と比較したグラフです.

SteveJobsEra
(From asymco)

積み上げグラフになっている方が実際の値を反映していますけど,分かりにくい感じもするので,百分率に直したものが元ネタに載っています.

こうしてみると,相対的にもAppleの復活と成長はホントに奇跡的で,将来的に伝説と語られるに十分ではないかと.
元ネタでは,3つの期間にわけて成長の原動力になったものを分析しています.
その中でも契機となる要因となったのは「iTunes時代(2001-2006)」のiPodの発売でしょうか.
安定したコアビジネスと健全な収益性がこの頃に確立されました.

そのあとの「モバイルiOSデバイス時代(2007-2011)」は,その勢いをそのままに急成長を遂げていますが,振り返ってみると前の時代の資産とその前の時代の再構築の過程から必然的に帰結されたようにも思えます.

それと,後からグラフに追加されたAmazonが気になります.
GoogleもMicrosoftも大きな割合を占めているのは当然ですけど,Amazonは割合はまだそこまで大きくないものの,この数年では一番健全に成長しているように見えます.

少し前のKindle Fireの発表の時に,CEOのJeff Bezos氏がデバイスを売ることではなく電子商取引の基盤を整備することがAmazonの戦略だという旨のことを述べていましたが,いろんな電子機器がコンポーネント化されたパーツの組み合わせで作られる中で,他の要素も含めてどのようにそれらを統合して(必ずしもユーザが認識しているとは限らない)魅力を引き出せるかが重要であることをJobs氏も幾度となく述べていました.

ここにグラフ化してあるのは14年間の推移ですが,半分くらいまでのところの横ばい状態を見ると,コモディティの波に埋没することなく上記のことを実現するには,ちょっとばかりひらめいたアイデアで少しの期間頑張ってみるというスタンスでは難しいのかもしれないという示唆も含まれているように思います.
あのJobs氏でさえ10年の歳月をかけて,彼の最高傑作である “Apple” を創り直したのですから.

(via:asymco
Date:2011/10/02(Sun) 03:41:10
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