ふみぃ~.何だか虚しい・・・
確かに,経営を学ぶ上ではもっとも実践的で役に立つソーセージの作り方かもしれません.

昨年の夏,発売直後のiPhone 4を襲ったアンテナゲート問題.
言わずと知れたNixon大統領のウォーターゲート事件をもじってつけられた例のやつです.

Appleが製品のクレームに対して特別にコメントを発表をするということ自体,Jobs氏の時代には後にも先にもあの時だけでした.
発表内容は賛否両論あると思いますし,個人的にはちょっと強引な印象も受けましたが,あれで何とか事態が収束に向かったように思います.

steve-jobs-with-son-reed
(From 60 Minutes

発表では,トラブル発生時にJobs氏はハワイへの家族旅行中で一大事を聞きつけて帰ってきたと述べていましたが,その時に開かれた問題解決のためのミーティングに息子のReedさんを同席させていたそうです.
“I’m going to be in meetings 24/7 for probably two days and I want you to be in every single one because you’ll learn more in those two days than you would in two years at business school,” he told him. “You’re going to be in the room with the best people in the world making really tough decisions and get to see how the sausage is made.”

問題の程度はどうであれ,Appleの製品に対するクレームとしては最もウワサに上がっていたものの1つですし,それに対処するために同社の選りすぐりの幹部が集まって2日間にわたりタフな議論を繰り広げ,その結果,最終的にどのような対応策が絞り出されるのかを全て目の当りにする.
リスクマネージメントを学ぶことは非常に重要ですし,しかもそれが世界一の企業の1つで繰り広げられるのですから,2年間のビジネススクールで学べることに相当するというのもあながち間違っていないかもしれません.

それともう1つ,伝記を書くのに協力した理由として「子供たちに知ってもらいたい」という気持ちを持っていたことも思い起こされます.
たとえトラブルに巻き込まれた時とはいえ,いや,そんな時だからこそ自分の父親がどのように振る舞うのか,その背中を見ていて欲しかったのかも.

そういえば,プライベートなことだからかJobs Jr.についてはあまり語られることはありませんけど,偉大過ぎる父親に倣ってゆくゆくはビジネスの世界に身を置いたりするんですかね?

(via:SAI
Date:2011/10/27(Thu) 00:55:56
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